歯科医師を目指したきっかけは？

病気や怪我の多い子供で、医師を目指したこともありましたが、歯科医師である祖父と父の影響で、歯科医師を目指すようになりました。
歯科医師として患者さまのために治療する2人の背中を見ているうちに、自然と自分も同じ道を歩むようになった次第です。

現在の場所で独立開業した経緯は？

おだ歯科医院は2003年の開業で、阪神西宮駅からバスで15分、ヨットハーバーの側というロケーションが気に入ってここでの開業を決めました。
リラックスして楽しく通い続けられる歯科医院を目指して、隣接するヨットハーバーに合わせて内装もマリンテイストとなっています。

内装にこだわるだけでなく、セレックや3D光学スキャナーなどの高性能な機器の導入も積極的に行っています。
特に3D光学スキャナーは現在のもので3台目で、常に最新のものを導入するように努めています。

現在の診療体制は？

おだ歯科医院では現在、私を含めて歯科医師2名、歯科衛生士3名、歯科助手3名、受付2名、事務1名のスタッフで診療を行っております。
スタッフ全員が「患者さまにより良い診療を提供するには、どうすればいいのか？」ということを考えて、日々、学びと実践、反省を繰り返してスキルアップをはかっています。

おだ歯科医院のコンセプトは？

開業当初から“予防”をコンセプトとして掲げていたのですが、当時は予防歯科というよりも、どちらかと言えば“地域医療への貢献”という意味合いの方が強かったと思います。
それから何年か経ち様々な壁にぶつかっていくうちに、「このままではいけない」と思うようになり、予防というものを一から勉強し直しました。

その時に学んだのが、口腔内を全体的に診る“包括的歯科治療”です。
痛みや腫れなどの症状がある部分だけを診るのではなく、一口腔一単位で考え、噛み合わせも含めお口全体を診て、良好な状態を末永く保てるようにしていくということを学びました。

現在、お口を健康に保つことは高齢化社会においても、介護問題においても重要なポイントになると言われていますが、そうした状況も含めて、「自分の方向性は間違っていなかった」と思っています。

「このままではいけない」と思ったのはどうしてですか？

当時の私は勉強熱心とは言えませんでした。しかし、周りを見渡してみると同級生が勉強会を主催している状況を目の当たりにし、「このままでいいのか？」「もっと勉強をしなければならない」という思いが強くなりました。

そこから勉強を再開して、勉強をしたことはすぐに診療に生かすように心がけています。
診療成果に現れるとモチベーションが高くなりますし、患者様も喜んで下さいます。
そうすると益々勉強への意欲が増すといういいサイクルが生まれて今度は別のテーマに取り組んでみよう、と学びの範囲が広がっていきました。これからも現状に甘んじず、自己研鑽していきたいと思います。

そうした“学び”が、現在の幅広い診療体制に繋がっているのですね？

インプラントの分野もお恥ずかしい話ですが、積極的とは言えませんでした。しかし、「食わず嫌いはいけない」と思い、セミナーに参加したり、最先端治療を行っているアメリカへ短期留学したりと学びの場を広げました。
また当時専門外であった、矯正治療も歯並び・噛み合わせを治すことで、患者様により笑顔になっていただけると考え、専門医の先生の勉強会に参加して指導していただきました。
この勉強会に5年通い、それでも満足できなかったため、今度は矯正専門医が通うより専門的なコースを受講し、現在ではワイヤー矯正やマウスピース矯正などを行っています。
マウスピース矯正はおかげ様で関西でNo.1シェアにまで実績を積むことができました。

今も学び続けられる原動力は？

周りの先生方が勉強熱心な方ばかりなので、良い刺激を受けています。
勉強会で、新しい知識を得て、疑問を持ったら勉強会後でも質問できる環境があったことが大きいと思います。

そのような場を作ってくださっさ周りの先生方に大変感謝しております。
また今後も自分自身も勉強を続け、今度は当院のスタッフ、若い先生方、そして患者様に還元していくことが、感謝の御礼と思っております。

おだ歯科医院の今後の展望は？

歯の健康に一番大切なことは、予防することです。痛みや日常生活に支障が出てしまってから来院するのではなく、予防を行うことによって、虫歯や歯周病のリスクが格段に減り、患者様の治療の負担が減らせます。できることなら治療をしなくて済む、ご自身の歯でずっと美味しく食事をしてもらう、笑顔でいていただくお手伝いをさせていただきます。
歯科医院と患者様の二人三脚で健康な歯を守りながら笑顔あふれる歯科医院を目指します。